- Amazon.co.jp ・電子書籍 (118ページ)
感想・レビュー・書評
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ほくそ笑んだり、嫌気が刺したり、驚愕したり、ガッツポーズで爆笑したり(あ、これはミナシロさんの最後の登場シーンで)そして「いや、無理だろ…」と訝しんで読了した。
まぁ独り言の多い読書となった笑
設定自体「無いわー」という感じだが、主人公の事情やら、それでも主人公のことが好きな彼氏やら、ネジが1本飛んでいるような女性やら…混ぜるな危険の3人が合わさるとこれがリアルなのかなぁとも思った。
楽しかったです。 -
自分が原因でセックスレスになり、子供ができる可能性も薄い。
そんな状況で、彼氏が他で作ってしまった子供。
子供は生むので生まれたら、貰って彼氏と育ててほしい。
そんな申し出をされたらどうしますか?
主人公に共感を覚えるのに、鑑賞移入できない不思議。
ミナシロさんは、最初から郁也を狙っていたのでは?
郁也はとことん自己中心的。
初めてミナシロさんに会った後で泣いている主人公を慰める場面での
「お金って、いくら払ってたの?一回あたり」
「……一万円」
このくだりで爆笑。
主人公が生理的出血をする場面が何度も書かれています。
これは男性の苦痛が観念的なのに対して、女性は身体的現実の苦痛が伴うのだ!
分かってんのかオラ‼という著者の怒りを感じました。
個人的には子ども云々よりも「居場所が変わる度に、友達も一新されてきた。」
「共通する所属がなくなった後で、それでもわたしと会いたいと思う人なんていない」このフレーーズが切実でした。
「犬のかたちをしているもの」
相手の望むものを備えていなくても存在そのものが、認められ愛される。
主人公がなりたいものなのではないでしょうか。
大丈夫あなたは犬のかたちをしているよ。
だから郁也なんか放ってしまえ(笑) -
これ読んでる時期ちょうど生理が来なさすぎてたり子宮頚がん健診で精密検査になったりして気が気じゃなかったので完全に読む時期を間違えた。ミナシロみたいな女現実世界にはいなかったらいいのになあ。。。、主人公より側から見てる私の方ががはらわた煮えくり返りそうでしたね
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写真に写っている他人の赤子より犬の方が可愛く見えるしなんならそっちの情報が知りたいというのは共感しかない。
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赤ちゃん=かわいい。みたいな常識、多数派みたいな感覚を持たない「わたし」に共感して読み進めた。その他の結婚、出産、性愛などについても考えるきっかけになった。
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婦人病、不妊、代理出産の話しは、ちょっと年代的に身につまされまくるので途中で断念
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(2023/238)【集英社文庫ナツイチ2023】妻の蔵書から。セックスをしたくない30歳の薫は、付き合って3年で半同棲状態の彼氏がいる。セックスレスでも好きでいてくれる彼氏だったけど、ある日とある女性から、その彼氏との間に出来た子供(妊娠中)を出産後には貰って欲しいと言われ。言われた薫の内省的な小説なんだけど、これは男には最終的なところで理解が及ばない気がする。あれ、もしかして僕だけなのか?これは正直苦手なタイプだった。