いってみたいな (こどものとも年少版2022年12月号)

著者 : たむらしげる

• 福音館書店 (2022年11月2日発売)

感想・レビュー・書評

[まっしべさんの感想 · 2023年1月7日]

なんとも可愛らしくて、明るく楽しく、人間もロボットも動物も人魚もこびともガイコツもみーんなが幸せそうに暮らしている様子がたくさん。

折り込みふろくの〈編集部だより〉によると、たむらしげる先生は場面場面の色ひとつを決めるのにも試し塗りや検討を重ね、じっくりと考えられているとのこと。特に、空の色を決めるのになんと600色の中から選んだのだとか。確かに場面毎の空の色はよく見るとそれぞれ違うブルーで塗られているようだ。塗り方も全く違う。

そんなエピソードを知ったうえで読み返してみると、原っぱの黄緑とか積み木の家の赤とかひとつひとつにこだわりが詰まっているのかな、と感じられた。

誰かとあれこれ話しながら読みたい絵本。


2023.1.7

[しろくまの本屋さんの感想 · 2022年11月21日]

欲しかった1冊だったので、本屋さんで見つけた時は思わずテンションが上がってしまいました(*^^*)

ちいちゃな子が描いた絵のように、可愛くてどこまでも真っ直ぐ心に伝わってくるイラストの数々。
一見シンプルな作りのようなのですが、1ページ毎にたくさん物語が広がっていくような光景があり、どのページもお気に入りのページになりそうです。何よりどの部分を取ってみても、動物や人物も優しい表情ばかりで温かい気持ちになります。ワクワクしながら想像力を広げてくれるような一冊です。

[everydaysundayさんの感想 · 2022年11月19日]

2022年12月号
いってみたいな
たむら しげる 作

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購入して読み。
たむらしげるといえばTBS『ブロードキャスター』のオープニング…。
と思いつつ子らとよんだ。

色んな風景が出てきてワクワクしてくる。

著者プロフィール

1949年東京生まれ。絵本に『ありとすいか』(ポプラ社)、『かたつむりタクシー』(福音館書店)、画集に『ファンタスマゴリア』(架空社)、漫画集に『結晶星』(青林工藝社)などがある。『よるのおと』(偕成社)で産経児童出版文化賞大賞、「クジラの跳躍」で文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞。

「2022年 『たむらしげる作品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」