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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (327ページ)
感想・レビュー・書評
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私は生理痛が痛すぎて婦人科へ行ったら、看護師さんに鼻で笑われました。
こんなことは女性ならよくあります。
女性が痛みを訴えると大袈裟だと軽く流されます。
女性が痛みや自分の身体の異変を訴えたとき、その言葉を信じなかったらどうなるかー
この本には、言葉を信じてもらえなかった故に命を落とした女性が沢山出てきます。(特に有色人種の女性)
なんて女性の命は軽いんでしょう…
なんで男性が痛みを訴えたらまともに取り合うのでしょう。
臨床試験も被験者は男性です。薬は男性も女性も服用するのに…1番驚いたのは、肥満が乳がんや子宮がんに与える影響を探る予備研究で女性の被験者がいなかった事例です。子宮がない男性を被験者にしてどうするんです?
そもそも女性は「人間」には含まれていないのです。
女性で生きることは、自分の言葉を信じてもらえないこと、大袈裟やヒステリックと捉えられることと生きていかなければなりません。
社会が変わり、女性の言葉を男性と同じように信じてくれる世の中になれば、女に生まれたくなかったというこの気持ちもそのときはじめて無くなるかもしれません。
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