シュレーディンガーの少女 (創元SF文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 出版社のSNSで見かけておもしろそうだと目にとめた。SFは馴染みがないので迷ったが、読書欲が高まっているのを拠りどころに読んでみた次第。あらすじにあるように“様々なディストピア世界でたくましく生きのびる女性たちを描いた”というのが気になった理由で、1話目の「六十五歳デス」で掴みはバッチリという印象であった。ほんの少しの不穏もぜったい無視できないような世界で、どの短編もそうのんきには読めなかった。表題作は著者あとがきにもあるが、数学がさっぱりなわたしにも衝撃的な内容で四苦八苦しながらしかし夢中で読み終えた。

  • ディストピアと少女。表題作は脳内で三原ミツカズさんの絵柄で読んでいくとイメージぴったりでした。秋刀魚の話がテクノロジーや世界観も含めて現実と地続きという感じで読みやすかった。

  • 秋刀魚のお話がすき。SFではあるけれど、これから世の中が進むにあたって直面するかもしれない問題が発端になっている作品も多い。

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著者プロフィール

1972年茨城県生まれ。東北大学理学部卒。2010年に「あがり」で第1回創元SF短編賞を受賞。著作に同作を収録したSF連作集『あがり』のほか、『架空論文投稿計画』『5まで数える』『イヴの末裔たちの明日』などがある。

「2022年 『シュレーディンガーの少女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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