後宮の検屍女官4 (角川文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 冤罪で延明が投獄され、桃花や周囲の人間が懸命に無罪の証明をする姿が美しいです。後宮では命が軽い事も痛感させられます。延明の気持ちが恋愛に疎い桃花さんに伝わらないのが微笑ましいです。

  • 素晴らしい。勢いがあり、次々に読者の興味をかき立て世界観に引き込んでゆき、なおかつ専門性も十二分にある内容である。
    また、今回は前巻の終わりから、孫延明に寵妃殺害の嫌疑がかけられるという大事件が起きた。ヒロイン桃花が危険をも顧みず、延明のために難事件に挑む。
    途中、はらはらしながらヒロインを見守り、ラストで見事に難事件を解決したところでは喝采を送ると共に、心からホッとした。
    いつもながら、延明と桃花のカップルともいえない雰囲気が微笑ましい。延明の方は彼女に対して、はっきりと恋情を抱いているようだが、肝心のヒロインの方はどうなのだろう?
    私が鈍いだけかもしれないが、今のところ、桃花にとって彼という存在は「特別な友達」以上でも以下でもないように思えるのだがー。
    初巻から続いてきた一つの大きな後宮をめぐる陰謀がこれでとりあえず解決を見たわけだが、5巻はこれから、どのような展開になるのか?
    「皇帝の薬膳妃」とともに、このシリーズも続きは見逃しがたい作品となった。

  • Kindle Unlimited。

    実は1巻から裏でずーっと繋がっていた陰謀の全てが明らかになり、関係者が処断された。
    ここまで長かった……。
    結構話が複雑で「えっと、なんだっけ?」ってなってしまう部分もあり。

    今一気読みしてるからまだなんとかなるが、これを発売日まで待って読むのはなかなか大変そう。

    しかし、1巻から登場していた妃嬪たちが、皇后以外あらかた死ぬか処刑されるかしてしまったんだが、このあとどうなるの。。。
    あ、田寧寧がいるか……?

  • お偉い方が、医師の手当の甲斐なく身罷った際に、医師は罰を受け命を落とすというのは、理屈に合わない気がする。
    医学を修めるというのは、時間も本人の努力も膨大に費やされるもの。そして、その知識と経験は宝のようなものなのに。
    いくら大昔で、日本でないにしても、どんな制度やねん、と残念に思う。

    本当にそんな制度があったとは信じがたいし、現代では考えられないよね。

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著者プロフィール

福島県在住。「ようこそ仙界! 鳥界山白絵巻」で第13回角川ビーンズ小説大賞〈読者賞〉を受賞してデビュー。「後宮の検屍妃」で第6回角川文庫キャラクター小説大賞〈大賞〉〈読者賞〉をダブル受賞。

「2023年 『後宮の検屍女官5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小野はるかの作品

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