ネットロア ウェブ時代の「ハナシ」の伝承 [Kindle]

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  • 青弓社
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感想・レビュー・書評

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  • ネットにおいて、説話や都市伝説がどう伝播していくのか、を分析したような内容でした。わたしは詳しくないけれど「くねくね」「八尺様」あたりは有名なんでしょうか?こういった例が題材として扱われており、分かる人はもっと面白く読めるかもしれません。

    このあたりが興味深かったです。
    ・ネットの匿名性のおかげで、現実の立場に左右されずに発言できる
    ・蓄積性のおかげで、異なる時代の同じ話が同時に現れたり、繰り返し語られたりして起源を失い浮遊していく
    ・昔のネットは文章だけだったからハナシの臨場感が足りなかったが、動画の登場で逆に視覚・聴覚に頼る体験ができるようになった

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著者プロフィール

1972年、北海道生まれ。國學院大學文学部教授。専攻は伝承文学。著書に『江戸の俳諧説話』(翰林書房)、『ツチノコの民俗学――妖怪から未確認動物へ』『江戸幻獣博物誌――妖怪と未確認動物のはざまで』『ネットロア――ウェブ時代の「ハナシ」の伝承』『何かが後をついてくる――妖怪と身体感覚』(いずれも青弓社)、『怪談おくのほそ道――現代語訳『芭蕉翁行脚怪談袋』』(国書刊行会)、『ヌシ――神か妖怪か』(笠間書院)、共著に『現代台湾鬼譚――海を渡った「学校の怪談」』(青弓社)、『恋する赤い糸――日本と台湾の縁結び信仰』(三弥井書店)、編著に『福島県田村郡都路村説話集』(私家版)、共訳に尉天驄『棗と石榴』(国書刊行会)など。

「2023年 『怪談の仕掛け』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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