国商 最後のフィクサー葛西敬之 [Kindle]

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  • 講談社
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感想・レビュー・書評

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  • 勉強会

  • 斜め読みしてしまったけど、結構面白かった。
    どちらかというと、葛西さんの思想というよりは立ち振る舞い(人の動かし方、動き方)ある意味権謀術数の方に力点が置かれているようには見えるが。

    ドラマ仕立てなので、どこまでが本当かはわからないが、大きな改革や大きなプロジェクトを動かす時の腹の決め方、人の使い方等、勉強になる。胆力の人なのだな、と。

  • 【葛西の言動は単純に国士という賛辞だけで片づけられない。強いてその実像を表せば、政商ではなく、国商とでもいうべきではないだろうか】(文中より引用)

    「国鉄改革三人組」の一角を占め、JR東海の総帥としてリニア新幹線の成業や日本政治にも心血を注いだ葛西敬之。時の政権に大きな影響を与えたとされるその歩みと人脈を丁寧に紡いでいった作品です。著者は、骨太のノンフィクションを数多く世に送り出している森功。

    扇情的なタイトルと表紙ですが、葛西氏の歴史的評価が定まるにはまだ時間が必要なんだろうなと感じました。また、葛西氏と政治とのつながりを見るにつれ、安倍政権は「日本近代2.0」をやりたかったんだろうなという印象を持ちました。

    読ませる情報量です☆5つ

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著者プロフィール

森 功(もり・いさお) 
1961年、福岡県生まれ。ノンフィクション作家。岡山大学文学部卒業後、伊勢新聞社、「週刊新潮」編集部などを経て、2003年に独立。2008年、2009年に2年連続で「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞」を受賞。2018年には『悪だくみ 「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』で大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞受賞。『地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団』『官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪』『ならずもの 井上雅博伝――ヤフーを作った男』『鬼才 伝説の編集人 齋藤十一』など著書多数。


「2022年 『国商 最後のフィクサー葛西敬之』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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