- Amazon.co.jp ・電子書籍 (325ページ)
感想・レビュー・書評
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名著であり面白い 歴史は重要 バブルの総括本
危機対応の難しさ 「座学と情報と決断」
エリートは死ぬほど勉強しなければならない
日本の対応は小手先で対処療法=戦略不在
「世界の通貨体制」を論じられない不勉強
国際収支はゼロサム
覇権国は成長通貨需要分の通貨発行益がある
100兆$×5%=5兆$ シニョリッジ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
kindle本のまとめ買いで。本屋で長い間平積みしてあったので価値あるかな?と思い読みました。あとから考えると、日銀の近くの本屋だったからか(笑)
1970年代初頭の1$=360円の固定相場から円の切り上げ、その後のインフレ、公定歩合上げのやりとりなどを当時の関係者のインタビューや資料から読み解いている内容。そのあたりの金融情勢は疎いので、なんとなく読み始めたはいいものの今一つ進みが悪く細切れに読んだ感じになったせいか、値段にみあってるか?と言われると???がつきます。が、「ニクソンショック」や田中角栄の「日本列島改造計画」、「オイルショック」など、話にしか聞いたことのないことが、こういったつながりであったのかと再認識できました。
最後の当時の日銀関係者の認識違いは。。。良くも悪くも日本的だなあと実感。再読が必要かな。 -
70年代前半の、日本経済のドキュメンタリー。
為替の固定相場制から変動相場へ至る過程や、金利や為替の調整のための政府と日銀のやり取りが再現されていて、50年前の話なのにめちゃくちゃ面白い。
いろんな人から記録を集めて作られた本のよう。
50年前のこういう話を再編できる人もだんだん少なくなっているんじゃないかと思う。
それぞれの当事者だった人の回顧録なども引用されていて、今読むと参考になることが多いのでは?と思った。