忙しすぎるリーダーの9割が知らない チームを動かす すごい仕組み [Kindle]

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  • PHP研究所
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感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに自己啓発本。
    著者が謙遜してるが、どう考えても優秀な人なので、書いてある項目がそのまま当てはまるとは思えなかったが、気になった点をメモ。

    今回の気付きポイント
    ・新しいプロジェクト、仕事に取り組む場合は仮説を立ててから臨む。仮設はどんな大きなプロジェクトでも2週間以内には決めてチームで共有する。
    ・仮説は今ある情報で決めていい→決定したらPDCAで回して検証する
    ・仮設は顧客が納得するかどうかというゴールから逆算して考えていく→その上で世の中の流れに合っているか、競争相手と差別化できているか
    ・X世代、Y世代、Z世代で考え方が違うので、各世代の考え方を踏まえた対応をする→Z世代ではワークライフバランスは当たり前。これを意識しているのはX世代のみ。
    ・マネージャーとなったら2週間は現場に入って業務フロー、関係者の対応などを肌で感じて理解する。逆に2週間以上は行かない。それは現場スタッフが甘えてしまうのとやる気のあるスタッフのモチベーションを奪う可能性があるため。

  • 前半からぐんぐん引き込まれる内容。一気に読んだ。日々追われずに、思い切って、自身と向き合う時間を作ろうと思った。シマダ時間!

  • 人に任せるのが下手な人に対して、
    何をやればって話を書いている本。

    読んでいて思ったが任せることが出来ないリーダーに
    問題があると書いてはいるが、どちらかが悪いという
    ことは基本的にはなく、メンバー側にも問題がある
    環境に問題があるといったこともあることから、
    必ずしもリーダーが悪いとは言えないとは思う。

    また、最近のコンサルタントは"にわか"が多い状況でも
    あるので、そもそも任せるレベルに到達していない
    ことも十分考えられると思うので、状況に応じて
    どのように取り組むべきかを考えながら行動したい。

    とはいえ、全体としてみると、
    参考になることも多かったというのが感想です。

    【勉強になったこと】
    ・日本企業の従業員は海外と比較して、
     企業への愛着心といったエンゲージメントが低い。

    ・会議室に入ったら対等に議論すべき。
     そのためにもピラミッド構造の組織を変えるべき。
     →大体の企業がやってるとは思うが、
      対等に話すために情報を開示していないことが
      多いというのが対等に議論出来ない背景でもあると
      個人的には思う。
     →例えば、どこまで会社は情報を開示しているのか?
      が見えない=対等では無いといった感じ。
      全てを開示するのが正しいこととは思わないが、
      課題を解決するにあたっての情報は開示すべき。

    ・Googleのフラット型組織の特徴
     ①情報は常にオープンに
     ②小さなチームで仕事をする
     ③常に色んな人が集まっている状態を意識して、
      取り組むこと
     ④セレンディピティを生めるつながりを広めること
     →③の意識が欠落しているところが多いため、
      部分最適化の仕組みや縦割り組織が出来上がる
      んだと思われる。
     →④も縦割り組織から脱却しないと実現出来ない。

    ・なかなか立ち上がらないメンバーとは、
     コミュニケーション(討議)の機会を増やすこと。
     →当たり前だが上記対象のメンバーが増えすぎると
      リーダーが逆に疲弊するので参画メンバーの
      スキルセットや経験に合わせてチーム構成を
      考えるとよいとは思うが、これが難しい。
     →マネージャー、コンサルタント、アナリスト
      という役割とスキルセットが合ってないのが
      根本的な問題でもあると考える。
      ※上振れも下振れもいるため、ランクとの齟齬が
       大幅に乖離しないような評価制度も必要。

    ・あとで考えるのは悪手。
     会議の場で持ち越すことせず、
     なんらかの結論を生み出す努力をすること。

    ・「ワイガヤ」をしたいなら、5,6名程度に絞ること。
     人数が多すぎると、むしろ話しづらくなる人が出て、
     腹を割って話すといったことが出来なくなる。

  • ■目的
    忙しすぎるマネージャーにならないために。また、忙しすぎるマネージャーに示唆を与えるために。

    ■本質
    マネージャーが仕掛ける仕掛け
    メンバーが動く仕掛け
    ぶれないマインドの行動原則

    ■感想
    内容の目新しさはなかったが、具体的に取り入れられる内容からスタンス面的な内容まで含まれており、理解しやすかった。

    ■ポイント
    ・仕事の初速を上げるべき。最初の設計段階で間違いがなければそこから大きく逸れることはない。
    ・あるべき姿については、何度も絵で見せて理解させる。
    ・「ブレインジャック」。相手に憑依しながら相手の頭にジャックしながら情報を取り込んで思考をする。
    ・話を聞きながら相手のベン図と自分のベン図をイメージしながら、それを取り込んでいくように意識する。それで自分自身も進化させる。
    ・島田タイム

  • 「ウルトラ放し飼い」「究極の一人プロジェクト」という、失敗パターンの名付け方が覚えやすかった。期限間近になってメンバーから仕事を取り上げて自分が仕上げる、先回りしてメンバーに「答え」を示すといった仕事の仕方は自分も無自覚に行っており、特に悪いことだとも思っていなかったが、それぞれメンバーのプライドや学ぶ機会を奪っていたと気付かされた。
    「島田タイム」(週に半日以上、手を動かさずに考える)については、半日もかける妥当性があまりわからず、事例などを知りたいと思った。立ち止まることが大切だとは思うので、他で読んだ週15分の振り返りから取り組んでいきたい。

  • リーダーがチームの成長を促すためには何をすべきかと言う点について分かりやすく記載されている。ムカデ型ミーティングやドタキャンなどの独自のやり方やこれからの時代に合わせたチーム型組織やXYZ世代の差やデジタル化の問題など分かりやすく説明されていてとても参考になった。

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著者プロフィール

1958年、東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。東京銀行(現・三菱UFJ銀行)入行。シカゴ大学経営大学院にて修士号(MBA with honors、全米成績優秀者協会会員)取得。
1990年、ボストン・コンサルティング・グループ東京事務所入所。A.T.カーニー東京事務所マネージング・ディレクター・極東アジア共同代表、
ベイン・アンド・カンパニー東京事務所代表パートナーなどを歴任。現在、山本真司事務所代表取締役、立命館大学経営大学院客員教授(戦略コンサルティング論)、
静岡県サッカー協会評議員、慶應義塾大学大学院非常勤講師。
著書に、『40歳からの仕事術』(新潮社)、『30歳からの成長戦略』(PHP研究所)、『20代 仕事筋の鍛え方』(ダイヤモンド社)、『会社を変える戦略』(講談社)、
『35歳からの「脱・頑張り」の仕事術』などがある。

「2013年 『ビジネスで大事なことはマンチェスター・ユナイテッドが教えてくれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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