ＤＢＳ　世界最高のデジタル銀行―テクノロジー企業を目指した銀行の変革ジャーニー [Kindle]

著者 : ロビン・スペキュランド 上野博

• 東洋経済新報社 (2023年6月28日発売)

感想・レビュー・書評

[Tommyさんの感想 · 2023年12月4日]

日系銀行で勤務している中で日々イケてない業務に憤りを感じているが、その中でもDBSはすごいと言う噂が入ってくるので、何が違うのだろう、どうしたら僕らは変われるのかを知りたく手に取った一冊。2010年のCEO就任から変革が始まり、銀行ではなくテクノロジー企業に変化していく過程が描かれている。DXチームを出島のように作り、本島とは隔離するような手段ではなく、銀行全体がテクノロジー企業に変わると言う強い意志のもと変化している。これにより部門ごとのサイロは無くなり、バンキングを楽しくすると言う共通目的のもと突き進んでいる。こう言った慣行は職場にも取り入れていきたい。

著者プロフィール

ロビン・スペキュランド
戦略およびデジタル導入のスペシャリスト
３つの企業、３つのビジネス団体を設立した、ブリッジ・ビジネス・コンサルタンシー社のＣＥＯ。ＴＥＤｘのスピーカーであり、デューク大学、ＩＭＤで教鞭をとる。また、シンガポール経営大学とシンガポール国立大学の非常勤講師を務めている。
2021年、ＤＢＳ銀行ＣＥＯのピユシュ・グプタと共に、「Ideas into Practice Award」の50人の思想家に選出された。またPrestige社による2021～2022年のシンガポールの「ビジネスストラテジスト」賞を受賞している。
戦略導入に関する書籍を５冊出版しており、直近の本書『World？s Best Bank: A Strategic Guide to Digital Transformation』は、アマゾンのベストセラーとなった。


「2023年 『ＤＢＳ　世界最高のデジタル銀行』 で使われていた紹介文から引用しています。」