ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノは、どちらも好きな俳優で、「ゴッドファーザーパート2」では、同じ映画に出ていたが、絡みは無かった。
それが「ヒート」で窃盗団のリーダーとそれを追う刑事として、実現した。
かねてから「読んでから見る」派だった僕は、集英社文庫唐出ていた原作を読んでから、映画を見たのだと思う。
1996年5月の日本公開だから、僕は33歳か34歳になっているかくらい。
それから約30年を経て、続編が出るとは。
しかも750ページを越える長編小説として。
今度の主役は一人生き残ったクリスだが、ニールやマイケルのいた過去と、逃亡に成成功し、違う世界で生きているクリスの現在とが、過去の事件によって結びつけられる。
それには、刑事のハナも大きく関わって来る。
映画を見ている僕は、特に過去の部分ではデ・ニーロ初め馴染みの名前の登場人物には映画の役者を当てはめて、作品を読んだ。
主役は刑事のハナではなくクリスだが、ともかく長いけれど、面白かった。
特に後半、ハナに復讐しようと狙うクリスにハナが殺されなければ良いが、とそのようなことばかり気にして読んだ。
マイケル・マンは高齢だと思うが、この作品を映画にするらしい。
もちろん、昔のキャストでは出来ないのが、残念だが。