- Amazon.co.jp ・電子書籍 (479ページ)
感想・レビュー・書評
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面白かった。同著者の『スティーブ・ジョブズ』『レオナルド・ダヴィンチ』よりも現在進行形だからかもしれないが冒険談みたいな人物伝だった。
スペースX、スターリンク、テスラ、ニューラリンク、オプティマス、twitter→Xを同時進行でやっていく。真面目に人類の火星移住を考えているらしい。
Xは能登地震では悪影響も…
“現実歪曲フィールド”、“シュラバ”を宣言→障害を吹っ飛ばして成功させる、平穏な日々が続くといらだつ、ワークライフバランスなどは知ったことではない。
頭がすごくいいが人当たりは最悪な現場監督、くそ野郎。
人類にとって必要な人間なのだろうけど、私は絶対に仕事を一緒にはしたくないですし、周りにいて欲しくははいですね(笑)。
ビジョンを持って、且つ、成功しているので認めないわけにはいかない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
圧倒的な熱量と行動力。世の中を変えるとはこういうことかと。やるからには本気で立ち向かえと自らの行動で示していることをひしひしと感じた。
石橋を叩いて渡るようでは新しいことはできない、失敗してもいい、修正しながら高みを目指すんだと、さすが違う。
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幼いころのマスクにとって『銀河ヒッチハイク・ガイド』は愛読書だった。そして、このSF小説によって培われたマインドは、「いまの世界をさらなる未来へと推進させる」という壮大なビジョンへと繋がっている。人工知能やロボット産業に手を出しているのもその一環であり、TwitterをXへと変え、スーパーアプリとしてマルチプラットフォームにすることを目指しているのも、根っこの部分は同じなのだろう。
私はSFが好きな人間なので、なんとなく彼が目指していることがわかる気もする。きっとマスクは純粋なのだ。言い方を変えれば幼稚なのだ。しかしだからこそ彼はこれからも前へ進み続けるだろうし、進むことをやめないだろう。
少しだけいつもより創造的に、少しだけいつもより積極的に。そうしないことには何も変えることは出来ず、のうのうとした人生を歩むことになる。だからこの本が誰かにとって、何らかの刺激となってほしい。この本を読むことでちょっとだけ未来について思いを馳せてほしい。本書からは著者のそういう想いが伝わってくる。
飽くなき探究心から生まれるイノベーションと、未来を指向する精神力。そんなものを感じさせてくれる本だった。 -
下巻は2020年~2023年の話。火星に行くというスペースXのミッションを達成するための営利事業としてスターリンクを立ち上げる話からスタート。スペースXで大型ロケット「スターシップ」を建造するプロセス、テスラのオースティン工場の立ち上げ、テスラのロボット開発、脳で直接動かすコンピューター「ニューラリンク」開発、ウクライナに対するスターリンクの無償供与をめぐるエピソードが切れ目なく続く。
そして2022年に入りツイッターの買収に関して、一度は買収から降りようとするが結局同社を買収し、テスラやスペースXで行ったのと同様の「シュラバ」を作って事業/組織を根本的に転換していく2023年4月時点までの話。
イーロンマスクの頭脳が常人離れしていることは否定しがたいが、あまりにも狂信的な仕事ぶりや物の考え方と進め方を知ると、彼という一人の人間に今の社会がこんなに振り回されていることが阿保らしくなってくる。
本書ラストから現在(2024年4月)までの約1年で、世の中ではOpenAIのChatGPTが公開され、TwitterがXに社名変更した。EVは米大統領選の政争の具となり、テスラはBYDとの販売台数鈍化にさらされて販売台数が低下。テスラ株価が低迷する中でマスクに対する風当たりは強い。一方でスペースXは2024年3月についに軌道飛行実験に成功した。好むか好まざるかはともかく、マスクが現役である限り、彼が経営する複数の会社が、世界を変えるサービス・商品の提供を続けるのだろう。 -
おもしれぇええええええええええええw
いよいよTwitter買収の件へ。
当時新聞で大量解雇の報道が有ったのは知っていましたが、そりゃあそうなりますわな。おしゃれな建物に無料の食事、ほとんど通勤しない社員たち、あのマスクさんから見たら生温過ぎて我慢ならないのでしょう。1人あたりの生産性も悪く、あゝ私もTwitterへ就職したい・・・ではなく、クビ、クビ、クビの連続技、マスクが悪魔モードの入ると更に加速して、わぁ~クビの宝石箱や~
スペースX、テスラと同じ、普通に考えたら無理であろう事を目標にして、それを否定する社員はクビ、やる気を見せない写真はクビ、しかし彼が先頭に立ってやり遂げてしまう(全部ではなくて)、もう何て人ですか、マスクさんは。
Twitter社も彼が買収してから一時、かなりヤバい時期があったみたいですが今はどうでしょうか、コミュニティーノートも出来て、面白くなっているんではないでしょうか。
マスクさんの人間性は無茶苦茶ですが、世界を変えていく上で必要悪?悪ではないか?だと思います。これを読んだ限りはね。
とは言え、現実『ワイは日本のイーロン・マスクやで!』とド勘違いして、社員に暴言吐くは、無茶ぶりするわ、自分に反論したら即クビにするわで、偶々その事業が大当たりして自分のやって来たは間違いなかったと、そのまま一直線に進むとビッグなモーターになりますのでご注意ください。マスクさんは偶々ですので。
ただこういう経営者としての考えは有りだなと、色々と考えさせられる事はありました。しょうもない自己啓発本を読んで宗教のように必死で唱えるよりも余程意味が有ると。某稲盛さんもあんな聖人君主的なこと言っていながら愛人おりましたし(噂w)。
素晴らしいビジネス書でした。 -
上も面白かったが、結局下も面白い。
正直上で、イーロンの生き様は十分伝わった気がするが、それが終始貫かれているだけではあった。w
ただ、
- スペースX
- Twitter買収
- 自動運転、AI関連
などどんどんスケールが大きくなっているのが
読んでて伝わってきたので、楽しくワクワク読めた。
イーロンになりたいともなれるとも思っていない、
ただ、イーロンはカッコいいとも感じた。
# イーロンのコア(私見)
- 幼少期、やばい父親からの影響大
- 銀河ヒッチハイク・ガイドが好き
- 自閉症、アスペルガー傾向あり
- 常にオール・インして、勝つまでやり続けるスタンス
(買ってもやり続ける)
- 大きく(一見無謀な)ヴィジョンに邁進する
- 自分にも、他人にも120%(限界突破)を求める
- 人を切ることを厭わない -
想像していたよりヤバイやつだな。
周りで一緒に仕事できている人がすごすぎる。 -
Teslaの今後が気になって読みました。Twitterの買収や、ニューラリンクの創設、スペースXとの繋がりなど、個々のニュースではわからなかったマスクの真意、方向性がわかって良かったです。
トラブルに突っ込んでいく性格、強すぎるリーダーシップ、協調性を排除する姿勢。一方です、母や兄弟、息子達をいつも大切に、そばに寄せている。
ものすごく頭がいいというよりは、とにかく凄まじい熱量で挑戦と失敗を繰り返している人なんだな〜というのが感想です。
下巻の手抜きと思える翻訳文が気になってしょうがなかったので星4つ。