都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書) [Kindle]

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  • カラスやスズメ、ツバメなどの身近な鳥から、最近、都会に進出してきたイソヒヨドリや猛禽類まで、その生態について解説している。長年の調査も大変だと思うがその成果が現れている。シジュウカラの巣は地上3mくらいでスズメはそれよりも上6m以上で電柱などが多いなど、自分が見たことがまさにその通りだったり。自宅も実家も都会ではないが、本書にあるような鳥たちの行動が観察できるので、参考になる。良書。

  • ふむ

  • 都会といってもほとんどが東京都の23区内での生態の観察や報告である。都心に住んでいる学生には一読してもらって、自分の周囲にも様々な鳥が多く住んでいることを知ることができる本である。但し、多摩地区では鳥がいるのが当たり前なので、驚きは少ないかもしれない。

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著者プロフィール

唐沢孝一
NPO法人自然観察大学学長。1943年群馬県生。1966年、東京教育大学理学部卒業。都立高校の生物教師のかたわら都市鳥研究会代表、日本鳥学会評議員・幹事等を歴任。現在、NPO法人自然観察大学学長。野鳥をはじめ昆虫や植物の生態を研究するほか、自然観察会を主宰し講師をつとめる。都市鳥関係の著書に『カラスはどれほど賢いか』(中公新書、1988)、『スズメのお宿は街のなか』(中公新書、1989)、『カラー版 身近な鳥のすごい食生活』(イースト新書Q、2020)、自然観察の著書として、『カラー版 目からウロコの自然観察』(中公新書、2018)、『唐沢流 自然観察の愉しみ方』(地人書館、2014)。東京の自然誌に関する著書として、『江戸東京の自然を歩く』(中央公論新社、1999)、『よみがえった黒こげのイチョウ』(大日本図書)などがある。

「2023年 『都会の鳥の生態学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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