黒い糸【電子版特典付き】 (角川書店単行本) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • サイコパス怖いなぁ。
    そういう凶暴性とかって突然生まれるのかと思ったけど、遺伝性って本当にあるのかなぁ。

    うちの長女が片付けられないのは、私の遺伝だろうけどw
    次女には遺伝しなくて良かった。

  • この気味の悪い物語の結末がどうなるのか、ページをめくる手が止まらなかった。
    疑わしい人物が何人も出てきて、誰が犯人でもおかしくないように物語は進められる。私は専門家ではないので反社会的パーソナリティなんとかの人たちのことは全く知らない。純粋に殺人の話として楽しめた(?)。
    ぐいぐい引き込むこのような物語は得てして結末があっけなかったりする。しかし、最後の謙臣の風呂場での白状から、警察に通報されるまでの惨劇に、たっぷりとページをとってあり、私は満足している。
    謙臣たちはもちろん、祐介、小太郎、そして亜紀さえも、心の中に暴力という名の狂気を秘めていた。
    私の日本語の理解が正しければ、謙臣と聖子の関係はとても気持ち悪い。
    最終的に二人の少女が行方不明となっている。特に日向は自分からどこかへ去っていった。ここが唯一現実味の欠ける点。
    普通では考えられないほど恐ろしい経験をした亜紀だが、祐介と人生を添い遂げてほしいと思った。小太郎も力強く生きてほしい。

  • どなたかの感想ツイートで気になって手に取りました。言葉にならない。ただただ驚嘆。エピローグには光こそ宿っているものの、そこに至るまでが非常に壮絶で、現在しんどい渦中にある方にはあまりおすすめできないかもしれませんが、個人的に読めて本当に良かった一冊です。

  • 一見つながりが無さそうな事件の犯人探しをするのだが、なかなかわからないまま読み進めて止まらなかった。最後はちょっと意外な展開。
    登場人物に、色々と問題を抱えている事に気を取られてしまった。

  • こわいこわい。物語としては面白くて一気読み。そうか、お兄さんはそういう役回りだったのか、と最後で腑に落ちる。
    他の作品も読んでみたいと思った。

  • 図書館で借りたけど返却日に読み終わらなくてKindleで購入して読む。怪しい人物はいるけど、なかなか特定できず…でも、終盤一気に物語が進んで一気読み。あの子はどうなったのかなぁ…
    違う作品も読んでみたい。

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著者プロフィール

染井為人(そめい・ためひと)
1983年千葉県生まれ。芸能プロダクションにて、マネージャーや舞台などのプロデューサーを務める。2017年『悪い夏』で横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞しデビュー。本作は単行本刊行時に読書メーター注目本ランキング1位を獲得する。『正体』がWOWOWでドラマ化。他の著書に『正義の申し子』『震える天秤』『海神』『鎮魂』などがある。


「2023年 『滅茶苦茶』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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