ぎんなみ商店街の事件簿 ~Brother編~ [Kindle]

著者 :
  • 小学館
3.27
  • (3)
  • (15)
  • (24)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 312
感想 : 20
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (264ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • まずはbrother編から読んでみました。
    私的には第3話が一番面白かったです。
    brother編だけではスッキリ解決しないものもあり、sister編を見ればもう少し深く知ることが出来る感じでした。
    四兄弟と亡くなった母親の繋がりは強く
    いつもそばに居るような感じでした。
    ここは男の子ならではなのかなとも思いました。すぐにsister編も読み始めたので、そちらでの展開が楽しみです。

  • 読み比べて楽しむことができました。同じ事件に違う側面がまた楽しい本でした。あっさり読めました。

  • 元太・福太・学太・良太
    今度はぎんなみ商店街の4兄弟!
    こちらは絵本作家のママが思い入れたっぷりに
    それぞれにつけたユニークな名前の兄弟たち

    前回三姉妹が挑んだご近所ミステリーを
    4兄弟視点で見ていくと…
    全く違うストーリーが展開していくのだ!
    末っ子がまだまだ幼さ全開だったり、
    長男さんがイケメンで料理上手だったり、
    姉妹たちとのギャップもコントラストが笑えるし、

    兄弟たちの間で「若草色のスカーフのドジな人」と語られているのが三姉妹の長女のささみだ、というのも可笑しい(笑)

  • 木暮4兄弟視点ver.
    料理上手な長男、元太
    閃きが鋭い次男、福太
    頭の良い三男、学太
    甘えん坊な末っ子、良太
    Sister編も一緒に読んでこそだけど、単独でもわりと納得のいく結末。若くして母親を失った4人は3つの事件の中、疑心暗鬼になったり復讐心が芽生えたりなどもあったが、自分の名前に込められた意味の通りに頑張って誠実であろうとしていたところが印象的だった。

  • 井上真偽(まぎ)さん、私には初の作家さん。
    でも「探偵が早すぎる」の原作者ときくと期待値が上がる!

    「ぎんなみ商店街の事件簿」は、Brother編とSister編の2冊になっている。
    同じ事象(もしくはその関連)を、Brother編では四兄弟が、Sister編では三姉妹が、自分たちの視点から事件を追いかける。

    事件といっても、それに自分たちが関わるのは一部であるため、着眼点もちがえば追いかけ方も変わる。
    最終的な結末も、一般的なサスペンスとはかけ離れる。
    だってこれは、ぎんなみ商店街で起こった住人たちのトラブルだから。
    ご近所さんどうし持ちつ持たれつの関係だから、事件がキッパリ結幕をむかえなくても、これからも長く続いていくのだ。

    読み方は自由。
    私はBro…の1話を読み、Sis…1話へ、と読み進めた。
    各所で“これはあのシーンでは…?!”なんて探りながら読んでいくのが楽しい。

    ーー
    Brother編の感想

    4兄弟が個性豊かで魅力的!
    (話はまったく違うけどキャラ立ちは『コンビニ兄弟(町田その子 著)』をマイルドにした感じ?!)

    Bro…は各話に童話や児童文学、アニメキャラなど散りばめられていて、そちらのファンには嬉しい。
    ハードカバーには各話のタイトルページに関連する作品名と一部の引用がある。これがどこに効いてくるのかも楽しみ。

    母は早逝し4兄弟で協力してきた兄弟愛を感じるのがいい。
    もういないはずなのに、母の存在が兄弟を包み込んでいて悲しさを感じさせないのもいい。

    謎解きはちょっと強引な感じもあるけど、美味しそうな料理もたくさん出てきて、連ドラにしたらおもしろそうな作品!

  • 同じ事件に二つの真相。読み方によったらこんな風に感じるものかと感じました。sister編もこちらもほっこりさせられる兄弟愛みたいな、なんか良いな感が満載な気持ちにさせられました。

  • シスター編に続けてブラザー編!
    本と交えてて読んだことない本は見てみたくなりました。4兄弟の仲の良さも、すごく好きで、シスター編との時系列を考えながら読むのが面白かった

  • 2冊読んでとても楽しめた。新感覚な作品でした!

  • audible 。シスター編に続いて読んだ。見る視点が変わっていても答えを知っているわけで、そこまで斬新とも感じられなかった。一つのネタで2作ものにした作家は
    お得かもしれないが。

  • 4兄弟、それぞれ個性があって面白い
    亡くなった母親の影響がとても大きいのだろう
    福太たちのなかで解決(ひとまずの納得?)したことでどの話も終わるけれど、いくつか謎が残されたままなのが気になる…!
    神山さん、はじめのうち読んでいてかなり印象悪いのは兄弟たちがそう思っているからなんだろうな
    視点の違いを楽しみにSISTER編も読んでみよう

全20件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

神奈川県出身。東京大学卒業。『恋と禁忌の述語論理』で第51回メフィスト賞を受賞。
第2作『その可能性はすでに考えた』は、恩田陸氏、麻耶雄嵩氏、辻真先氏、評論家諸氏などから大絶賛を受ける。同作は、2016年度第16回本格ミステリ大賞候補に選ばれた他、各ミステリ・ランキングを席捲。
続編『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』でも「2017本格ミステリ・ベスト10」第1位を獲得した他、「ミステリが読みたい!2017年版」『このミステリーがすごい!  2017年版』「週刊文春ミステリーベスト10 2016年」にランクイン。さらに2017年度第17回本格ミステリ大賞候補と「読者に勧める黄金の本格ミステリー」に選ばれる。
また同年「言の葉の子ら」が第70回日本推理作家協会賞短編部門の候補作に。
他の著書に『探偵が早すぎる』(講談社タイガ)がある。

「2018年 『恋と禁忌の述語論理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

井上真偽の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
知念 実希人
井上 真偽
雨穴
凪良 ゆう
湊 かなえ
夕木 春央
浅倉 秋成
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×