どう生きるか つらかったときの話をしよう 自分らしく生きていくために必要な22のこと [Kindle]
- アスコム (2023年9月28日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (173ページ)
感想・レビュー・書評
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他人の評価軸ではなく、自分の中のやりたいことを軸に生きること。やりたいことを見つけるには自分のこれまでを振り返って自分の棚卸しをすること。
人生をどうよく生きればよいのかについて、元宇宙飛行士の野口総一さんからの応援メッセージが詰まったような本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
端からみてこんなに成功をしている人でも「生きる意味」について悩むこともあるのか。いや成功した人だからこをこんな悩みを持つのかもしれない。生きることや生活することだけで精一杯であれば無駄なことは悩まずに済むのかな。
1-2週間の休暇をとって自然の近くてデジタル(インターネット)から少し離れて生活することはヒントになりそう -
オーディブルにて。
宇宙飛行士 野口聡一さんの本。
宇宙に3回も行った宇宙飛行士でも、自分にもう価値がないと思ったり、後輩に嫉妬したり、焦りを感じたりするんだ。
内向的な自分を隠して求められる宇宙飛行士像を演じたり(これは想像できるけど、それをやりきる精神力が普通にすごい)。
世界で数えるほどしかいないエリート中のエリートの宇宙飛行士でさえも、自分の存在価値を見失ったりするのだから、「〇〇さえできれば」「〇〇にさえなれれば」「〇〇さえ手に入れれば」というのはすべて幻想なんだな。
どこにいて何をしていても、内面にある自分だけの価値観に気づき、それに従って生きることでしか幸せになれない。
どこかの自己啓発本に書いてありそうな内容だけど、野口さんが言っていると思うと重みを感じる。野口さんの率直な気持ちを聞ける最初の章だけでも読む価値あり。 -
野口さんの個人の体験は面白かったが、読者へのメッセージは何度も同じ内容を繰り返している感じだった
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まず、宇宙飛行士になれるようなスーパーエリートでも中年の危機的な状況に陥ってしまうことに驚いた。こんな凄い人でも精神的に落ち込んでしまうのだから、自分のような凡人は言うまでもなく。。
本にある通り、自分のやりたいこと、自分がどうありたいのかを探究し、それに向かって進んでいくべきなのだと思う。この自分の本質を見極めるのがなかなか難しく、、いつも自分が何を望んでいるのか分からなくなってしまう。でも、いずれはそれを見つけないと、人生が厳しくなってしまうのだろう。 -
ありきたりの感想になってしまうけれど、「あの」野口聡一さんでもこういう状態に陥るんだなぁと。
内容は、野口さんが3回目の宇宙飛行を終えてから鬱になってしまったお話と、その頃の自己分析をしつつ、自身の体験と出した答えを基に、誰でも陥る可能性があるんだよという警鐘とそうならないための予防と乗り越え方について書かれている。
世の中に特別なスーパーマンなんていない、みんな同じ人間なんだなと思えた。
全体的に読み易く分かり易く書かれており、そのおかげで個人的には恐怖への乗り越え方がすとんときて良かった。
正直、この手の本や、心理学本、脳科学関連本、クリエイティブメンタル的な本などなど、業界的なジャンルは違えど内容自体はどれも同じことが書かれているので目新しさはないように感じた。
ただ、元宇宙飛行士の野口聡一さんだって、他の人、強いて言えば自分と同じようなことで悩んでた時期があったんだというのは励ましになると思うし、野口さんの警鐘は彼の年代だからこそ説得力があり、特に40~50代で組織に属する方たちは一読した方がいいかもしれない。