- Amazon.co.jp ・電子書籍 (196ページ)
感想・レビュー・書評
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仕事がうまくいっていないときは、うまくいってない自分と自分のアイデンティティが同一視している。
エリアス=分身という認識
エリアスは複数ある。成功しても違う仕事にシフトする。
他者からありがとうと言われることが自分の長所。自分の業務にプラスオンしていく部分を、いかに見つけて行動にしていくか。
ニーズを抽象化して本質をつかむ(何が問題かの)。その上で汎用的な解決方法を提案する。
自分はどんな時に余裕がなくなっているかを理解する。余裕は人それぞれで、時間やお金なと。
失敗を失敗とみなさないのは意志の問題。違う結果が出たということで次のやり方を試してみる。予想と現実が違っただけ。
何をもって仕事を成し遂げたかは自分で定義する。それが快感になる
他責は自分に力がないと認めていること。
ビジネスは課題解決によって社会に貢献すること。まずはどんな課題があるかを見出す
目的やゴールは常に変化をするので、自分も変化をし続けなければいけない。
自分ごと化
一言目で「いいですね」と肯定することで、脳がプラス思考になる。
人の欠点はバカでもわかる
人の話を聞くときは否定から入らない
なぜ怒っているのかの事実(ファクト)を伝える。「今は動揺しているので後日説明させてください」
うまく怒ることは今の自分に余裕があるかないかを客観的に認識すること
私とあなたはちがう。相手は自分の思い通りに動かない。
面白いか面白くないで判断をする詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者である澤さんの思想・経験を大まかにつかめる本です。
音声型プラットフォーム「Voicy」でも積極的に発信されていますので、
それを聞いて、さらに肉付けしていくのも良いかもしれません。
エイリアスとものさしの概念が特に印象に残っています。 -
メタ思考の方法論を学べると思ったが、「こういう心持ちで居よう」という自己啓発的な内容だった。最初は少しがっかりしたが、前向きになれる素敵な本ではあった
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20240112読了。
メタ思考という考え方を中心に、澤さんの考え方や発想を知ることができた。
こうあるべき、という単一の考え方に縛られないように意識していきたい。
印象に残った内容
複数のものさしを持つ
優劣ではなく面白いかどうかを判断軸にする
自分がどんな状態だと余裕がなくなるか知っておく
べからず集ではなく仕組みと意識
自分と他人は違うことを意識するのがアンガーマネジメントで重要 -
P2
メタ思考とは、自分の認知行動(行動や考え)や
性格を俯瞰で見て認識する活動のこと
P3
仕事や人生を「面白いか/面白くないか」で
選択したほうが、もっとハッピーになれる
P3
エイリアスとは、「別名」や「リンク機能」という
意味ですが、簡単にいうと会社にいる自分や
仕事をしている自分など、特定の場所にいる
自分それぞれを、自分の名前をまとった分身として
とらえる考え方
P4
今の会社や組織、コミュニティなどにいる自分を
自分の人生やアイデンティティと同一化する
必要はまったくない ※
この「エイリアス」の考え方は、禅に通じると思う。
つまり「一期一会」、そして「前後際断」ということ。
本書序章の小見出しだけでいろんな気付きがる。
・自分が勝てるルールを自分でつくる
・複数の自分を使い分ければ消耗しない
・成功体験を捨てれば身軽になれる
・「得意なこと」をかけ合わせて個性をつくる
・好きなことを、好きなときに、好きなようにやる
P30
Web3.0の時代をひとことで表すと、
「個の時代」の到来です
P30
「好きなことを、好きなときに、
好きなようにやる」ほうが、
個人のパフォーマンスが最大限に発揮でき、
結局は他者からの期待に応えやすくなる
P60
「予想と現実が違っても失敗とみなさない」※
P71
「いろいろなものがバレている状態」
(↑中国を思う)
P72
相対的な比較を重視する世の中だったから、
優劣を決める場所(プラットフォーム)を
用意するものが権力を得ていた
P73
ソリューション(解決や解答)
P74
変えられないのは「変えない意思」があるから -
2024/2/16-3/2読了
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昔ながらの「客観視」、「第三者視点」などの言い回しで自分自身を分析することを考える方法があったが、認知の認知=「メタ認知」を思考方法に捉えてみることで、幅が広がるように思えた。
ただ、
・エイリアス(=いくつかある自分の分身)として捉える方法、
・自分はどんな要因によって余裕がなくなるのか?
・精神的にへこんだときに「どのくらいで元に戻るのか」を経験をもとに把握しておく
といった思考方法は、考え方としては類書でも似た記述でもあるため、新鮮さはなかった。
他、メンバーシップ型雇用からジョブ雇用に切り替わりつつある、現代の働き方・生き方に合わせた記述もあり、こちらも類書で何度か取り上げている内容に過ぎない。 -
余裕がないと目の前のことで頭がいっぱいになり、考え方も狭められてしまう。そんな状態でより良い選択をできる筈がないと再認識した。
今属している組織で一生懸命頑張ることも大事だが、これからの時代はベースキャンプを持ちながら自分の世界を広げることの方が後々役に立つのかもしれない。 -
自分のことを知ること。そのためには自分で考えること。ものさしは自分!
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周りに振り回されずに、俯瞰をして自分を知る。
周りと接するのはさまざまな自分のエイリアス。
それだけでも楽になれるかもしれませんね。
過度にメタ認知のテクニックに走ってもおらず、
良書と思いました。