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  • Amazon.co.jp ・雑誌 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 4910058270248

感想・レビュー・書評

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  • テスト設計の特集。
    職場でテスト設計の話題が出たときに見かけ、
    テストは重要というものの体系的に学ぶことがあまりない。
    仕事の一環でテストをしているだけではなく、情報処理技術者試験を受験していたり、
    一応JSTQB 認定テスト技術者資格を持っていたりするので
    知らない人よりも知っているがこれらの範囲を超えるようなことは分からない。
    最新の情報や今後につながるような何かしらのヒントがあるかもしれないと思い購入した。

     ソフトウェアテストとは何か、テスト技法の基礎、
    探索的テストのコツ、シフトレフトテストを支える現代的なテスト設計といった内容。
    あまり良くないと教えられていた探索的テストを積極的に使う方向になっているのにはちょっとした驚きがあった。
    結果が残りにくい、網羅していない、どこまでやったのかわからないといったデメリットにしっかりと触れていて、
    そのデメリットがまさに探索的テストはあまりやらないほうが良いという理由ともなっていたが、
    機能が次々と変わるような現代のソフトウェアに対しては、
    ソフトウェア全体の動きを見ることのできる探索的テストは確かに適している。
    気を付けるべき点が分かっているのであれば、それに注意を払いながらテストすればよいということなのだろう。

     ソフトレフトテストは製造業の上流で品質を確保するという考え方をソフトウェア開発に取り入れたものであるが、
    実はこれまでもなんとなくやっていたものだった。
    開発環境が充実したおかげでなんとなくやっていたことを明確化でき、
    有効性・効率化を高めることができるようになったということのようだ。

    テスト手法そのものは従来と変わらないが、考え方や開発環境の変化により
    現代のソフトウェア開発に適用したものとなっていることが理解できた。
    問題があるとすればテストが重要と言いながら体系的に学ぶ機会がほとんどないということか。

  • JSTQB FLの受検を考えていたため、メインコンテンツの内容は非常に参考になった。

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