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- / ISBN・EAN: 9784140056202
感想・レビュー・書評
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途中、読むのが少し辛かった。中弛みだと思うけど、自分のせいか物語のせいかはわからない。吹奏楽部という身近すぎるモチーフのせいかもしれない。単純な青春群像劇ではない。直球ではない。変化球には見えない変化球。その感じが眩暈のようなだるさを与えてきたのかもしれない。
ここまで書いて少し思った。これは、交響曲を通しで演奏する時に少しだけ似てるかも、と。
パーカッショニストだった自分には、交響曲と中弛みはカードの裏と表のようなものだから。エモーショナルなラストに向かって自分のすべてを昇華させるためには、上手な弛み方は大切なことだ。この本を読みきるためには、緩急の付け方への勘を取り戻す必要があるみたいだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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