本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- 青空文庫 ・電子書籍
感想・レビュー・書評
-
作品名: 思い出す事など
作品名読み: おもいだすことなど
著者名: 夏目 漱石
日野原先生の「こころ上手に生きる」に本書のお勧めがありましたので一読させていただきました
療養地から、東京へもどってきた夏目漱石が見た景色を一人称で眺める
壮絶な療養日記(というか、死ぬんじゃないかとおもいました)
自分ではどうにならならないもどかしさ
自分ごとなのに、まわりで流れるように移り変わる出来事
断片的なできごとが、病人を囲んでぐるぐるまわっていくような錯覚
そんな景色を、そとから(三人称)ではなく、夏目本人(一人称)でながめるような内容でした
かなり、暗かったです、けっこう、ずんときました
底本データ
底本: 夏目漱石全集7
出版社: ちくま文庫、筑摩書房
初版発行日: 1988(昭和63)年4月26日
入力に使用: 1988(昭和63)年4月26日第1刷
校正に使用: 1996(平成8)年3月1日第3刷
底本の親本: 筑摩全集類聚版夏目漱石全集
出版社: 筑摩書房
初版発行日: 1971(昭和46)年4月~1972(昭和47)年1月詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「修善寺の大患」のあと、漱石の人間観、人生観がいかに変わったかを垣間見ることができます。互殺の和。
全2件中 1 - 2件を表示