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感想・レビュー・書評
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病の加持のために北山を訪れた源氏は、通りかかった家で密かに恋焦がれる藤壺の面影を持つ少女(後の紫の上。10歳ほど)を垣間見た。彼女は藤壺の兄兵部卿宮の娘で、母が早くに亡くなった後、祖母の北山の尼君の元で育てられていた。源氏は少女の後見を申し出たが、尼君は本気にしなかった。その尼君が亡くなり身寄りのなくなった少女を、源氏は自らの邸二条院に連れ帰り、恋しい藤壺の身代わりに理想的な女性に育てようと考える。
・自分好みの女性に育てるのは男の理想だ。それにしても、源氏の守備範囲は広い。
・源氏物語では「垣間見」が多い。今で言う「覗き」のようなものだ。そういえば、風呂やでの女風呂の覗きは少年時代の定番ではあったが、近頃は銭湯がほとんどなくなってしまったのは寂しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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