雄志さんの感想
2017年9月10日
回想の差し込みのうまさは確かに言えるかもしれないが、その分、今どこの場面?と困惑させてしまうのは両立の難しいところ。 そういう影響もあってか、半分程しか読めてないというオチは……。
明治34年(1901年)大阪府生まれ。同人誌「青空」で活動するが、少年時代からの肺結核が悪化。初めての創作集『檸檬』刊行の翌年、31歳の若さで郷里大阪にて逝去した。「乙女の本棚」シリーズでは本作のほかに、『檸檬』(梶井基次郎+げみ)がある。 「2021年 『Kの昇天』 で使われていた紹介文から引用しています。」