このお話は、シャーロック・ホームズの元に暗号が書かれた一枚の紙切れが送られてくるところから始まります。これは、謎に隠された過去を持つアメリカ人の妻とイギリスの郊外に住む男性からの依頼。その後、家の周りに次々と暗号が書かれた紙切れが置かれるようになり、次第に妻の様子がおかしくなっていくというストーリー。
一見、子どものいたずら書きと思えるような暗号をいとも簡単に解いてしまうところが、さすがシャーロック・ホームズ!
私、中学生の頃になぜか暗号作りにはまってしまい、当時大好きだった先生(もちろん同性←)に自作の暗号で想いを綴ったお手紙を渡したことを思い出した...(相当気持ち悪い生徒ですよね←)。
でも思うのが、作り手からしてみれば解読するのなんて本当に容易なのだけれど、読み手からしてみれば至難の技なのよね。短文であればなおさら。
この作品の面白さクライマックスはおそらく暗号解きの部分。けれどなぁ、近頃、どんでん返し!とか、犯人の意外性!とか、そういった展開をミステリーに求めすぎていたせいか、少し物足りなくもあり。幼い頃の記憶ではもっとワクワクしていたから、変に期待しすぎたのか?そういう意味では純粋なミステリーなのかもしれないね!
引き続きシャーロック・ホームズシリーズを読み返していきたいと思います!
余談だけれど、帰国したらTSUTAYAに走って、"SHERLOCK"シリーズを借りたい!現代版シャーロック・ホームズということで、21世紀の技術を駆使しながら事件の解決に挑むというストーリー。そして、あの相棒ワトソンは、アフガン戦争から帰還したばかりの軍医という設定らしい。なんと細かい!各エピソード、原作を下敷きにしてるみたいなので早く原作読み進めなきゃ!