萩を揺らす雨 紅雲町珈琲屋こよみ [ブックライブ]

著者 :
  • 文藝春秋
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 1
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • ブックライブ ・電子書籍
  • / ISBN・EAN: 9784167813017

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 事前に小耳に挟んでいた情報によればオール讀物推理小説新人賞作とか。
    確かに一話目はその様な雰囲気もありましたが、全体的には概ね装丁から受ける印象を損なわない、珈琲屋と主人公のお草さんに纏わる人達との人情物語といった趣でした。
    76歳と高齢でありながら若々しい感性と好奇心を持つお草さんは現代社会に在っても堂々とした振る舞いで、年輪を感じさせる余裕でもって若者達をいなしていく姿が見所でしょうか。
    短編が故か話を急いでご都合主義的な展開が多い様にも見えなくもないですが、否、これが年の功という奴です。
    御見逸れしました。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1964年、埼玉県生まれ。群馬県立女子大学文学部美学美術史学科卒業。2004年、「紅雲町のお草」で第43回オール讀物推理小説新人賞を受賞。著書に「紅雲町珈琲屋こよみ」シリーズ『誘う森』『蒼い翅』『キッズ・タクシー』がある。

「2018年 『Fの記憶 ―中谷君と私― 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

吉永南央の作品

最近本棚に登録した人

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×