短編集。ただどれも架空の島、白綱島を舞台にしている。島と本土とを結ぶ白い大橋がかかってつて、瀬戸内海の島があるみたい。どの話も閉鎖的で身動きのできない島の暮らしがかかれている。 過去に辛い出来事があつたのによそに行けないとか。主人公たちは、それについて我慢できないけど、実は真実は別の面にあった・・・というラストの話がいくつかあつた。そう考えると、島で耐えている大人たちのほうがしぶとかったこかもな。それにしても、湊かなえつて、実家の母親の鈍感さや、地元のいじめつこが成長した図々しさを書くのが上手いわー。読んでで毎回イライラする。でもそれを上回る読後感の良さが好きだ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
女性作家
- 感想投稿日 : 2018年11月19日
- 読了日 : 2018年11月19日
- 本棚登録日 : 2018年11月19日
みんなの感想をみる