貫地谷マイは花の女子高生。でも年中何かの病気に罹って床についており、青春を謳歌できない。そんな彼女は推理小説が大好きで、謎を解いているときだけ病気の痛みを忘れられる。謎は彼女の特効薬なのだ。気になる幼馴染みの山名井ゲンキが持ってくる『学校で起きた不思議な事件』を、安楽椅子探偵ならぬ『寝台探偵』として今日も華麗に解決!六つの連作短編からなる甘くほろ苦い青春ミステリ。お話の展開がいずれもパターン化されていて、二人のやりとりの『お約束』が面白い。謎解きとともに二人の恋の行方にも注目です。とても良い小説でした。
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- 感想投稿日 : 2022年11月4日
- 読了日 : 2020年2月13日
- 本棚登録日 : 2022年11月4日
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