言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか (中公新書)

  • 中央公論新社 (2023年5月25日発売)
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感想 : 67
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言語学関係の本、ちょこちょこ読んできたけど、こんなに感動したのは初めて。
いちばんおおっ!と思ったのはヒト乳児とチンパンジーの実験のくだり、私も著者に大きく賛成したい。ヒトは進化の過程でアブダクション推論をより強固なものにし、それが言語の本質なのだと思う。

ありとあらゆる知識がこうやって世界を形作っていくんだなあ、ああ人生って楽しいなあ。

⭐︎人に話す時用メモ
なぜヒトだけが言語を持つのか?
非論理的なアブダクション推論(A→XならばX→A)とブートストラッピング(自律的な知識学習)こそが言語の本質

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年2月1日
読了日 : 2024年2月1日
本棚登録日 : 2024年2月1日

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