絶望図書館: 立ち直れそうもないとき、心に寄り添ってくれる12の物語 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房 (2017年11月9日発売)
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本棚登録 : 674
感想 : 64

絶望名言の著者、文学紹介者 頭木さんによる、アンソロジー

自分の気に入った話は…

○車中のバナナ 山田太一
○瞳の奥の殺人 ウィリアム・アイリッシュ
○心中 川端康成
○ぼくは帰ってきた フランツ・カフカ
○ハッスルピノコ 手塚治虫


~絶望図書館 ご利用案内 より引用~

この図書館は、「絶望的な物語」を集めてあるわけではありません。「絶望から立ち直るための物語」を集めているわけでもありません。絶望して、まだ当分、立ち直れそうもないとき、その長い「絶望の期間」をいかにして過ごすか?
(中略)
そういう物語との出会いは、それで何か解決されるわけではないのですが、しかしそれでも、命綱となることがあります。

「本を読まないということは、そのひとが孤独でないという証拠である。」太宰治

「本には、悲しんでいる人を助ける気持ちなんか、ちっともないとしても、本を読んでいる間は、ぼくは本にしっかりすがりついていられる。」フランツ・カフカ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 人間関係
感想投稿日 : 2021年12月11日
読了日 : 2021年12月11日
本棚登録日 : 2021年11月16日

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