李世民

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 26
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (534ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062129275

感想・レビュー・書評

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  • 作家の力量の違いもあるだろうが、
    三国志や項羽と劉邦みたいにワクワクドキドキはしない。

  • C+

    唐の太宗、李世民の各軍閥の平定していく過程。

    李世民大好きだからタイトル読み。
    場面展開や状況変化が分かりづらいかな。視点が大幅に変わる時は段落わけしないにももっと明確にしてほしかった。分量多い割に最後の収束があっけなさも少し気になる。中国史小説としては悪くなかった。

    史記や三国志以外の中国史作家として、今後の作品に期待。

  • 李世民は唐の時代の第二代皇帝として、リーダ―シップがあって、心が広くて、度量のある人です。李世民の部下の中に魏徴という人がいます、その人はもともと李世民の敵方の部下で、李世民を殺そうとしたのです。でも、李世民は彼の才能を認めて、捕虜になった、魏徴を殺さずに自分の部下にしました、そのあと魏徴は李世民のために大きな貢献をしました。

  • 李密のキャラ以外は満足。
    李世民以外の人物の魅力、特に尉遅敬徳と徐世勣のキャラが非常に良かった。
    クライマックスに玄武門を持って来て悲劇に仕立て上げてていたのも非常に良かった。
    実際にはもっと腹黒くどす黒い陰謀があったんだろうが、主人公をそういう人間にするわけにはいかないだろうからね。
    ラストがあの人のあんなところだったのは意外だったがスッとなった。
    処女作だそうなのでちょっと甘めに採点しました。

  • 私の李世民(唐の太宗)好きの始まりとなった一作。隋末唐初って本当におもしろいです。三国志はどうしたって大分裂の最初の時代だから、悲劇で終わることを宿命づけられてて、まあそこが人々に愛される理由でもあるのですが。隋末唐初というこの時代は逆。結末は、唐による統一&貞観の治という輝かしい時代。ハッピーエンドが約束されている!!という安心感があります。そして世民がまた、危なっかしいところが無いヒーローだから、もう言うことなく読んでて気持ちいい。曹操みたいに大事なところで失敗とかしないし。まぁその悲劇性の無さが、世民がイマイチメジャーじゃない理由かなあ。
    でも、普通におもしろいです。田中芳樹読んでるひとには、銀英の緊張感じゃなくて、アルスラーンの安心感で読める時代って説明で分かってもらえると思う・・・。
    この本では、その隋末唐初の戦乱が概略的にわかるので入門書として最適。世民も「オーソドックス」な世民像で描かれてます。

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著者プロフィール

小前亮/1976年、島根県生まれ。東京大学大学院修了。専攻は中央アジア・イスラーム史。2005年に歴史小説『李世民』(講談社)でデビュー。著作に『賢帝と逆臣と 小説・三藩の乱』『劉裕 豪剣の皇帝』(講談社)、『蒼き狼の血脈』(文藝春秋)、『平家物語』『西郷隆盛』『星の旅人 伊能忠敬と伝説の怪魚』『渋沢栄一伝 日本の未来を変えた男』「真田十勇士」シリーズ(小峰書店)、「三国志」シリーズ(理論社 / 静山社ペガサス文庫)などがある。

「2023年 『三国志 5 赤壁の戦い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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