神さまのビオトープ (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社 (2017年4月20日発売)
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本棚登録 : 8092
感想 : 590
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他人には伝えにくいけど嫌だなって感じる部分を言葉にするのがとてもうまい作者さん。
『ある種の好意は粘性のある蜘蛛の巣に似ていて、必要としていない人間にとっては逃げづらい嫌な構造をしている』
『子供の心は明るく開かれているべき、っていう謎の呪いが世の中全体にかかってるんだ』
『世の中にはどうがんばってもわかりあえない事柄がたくさんある。無駄な努力で傷つけ合うより、撤退することで回避できる』
『(ひとりで生きていくこと)さびしくないとは言わないけど、ひとりで生きている人は多いの。その人たちが、みんな不幸だなんて思わない』
『ひとりは怖い。でも、好きじゃないやつと一緒にいても楽しくないことは知ってる』

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年3月13日
読了日 : 2024年3月13日
本棚登録日 : 2023年3月1日

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