国名シリーズ第五弾だそうだ。もはや私にはなん弾であろうと意味はなさない。
短編7作品が読める。
切り裂きジャックを待ちながら→舞台で使われるクリスマスツリーに劇団の看板女優が自体で吊るされる。相当大きなツリーだ。演目が切り裂きジャックの舞台、本作で娼婦を切り裂き内臓を取り出すのか?
笑う月→月がカギとなる。私はこの作品の主観の女性と同じく、なぜか月には魅力を感じる。アリバイの攻防が面白い作品。
暗号を撒く男→普通の会社員が自宅で刺殺される。その自宅の不自然な置物が複数あり謎が深まる。犯人探しよりなぜこんなところにこれが置いてあるのかが興味を駆り立てられた。確かに世の中は暗号に満ちている。
赤い帽子→森下刑事が主人公だ。赤い帽子の男が川で溺死、ビオラがカギになる。構成も王道で好感が持てた。
悲劇的→短編というよりショートショート。課題図書のレポートから、ちょっとした展開がある。
ペルシャ猫の謎→強盗に入られ頭を殴られ、薄ぼんやりと肩にペルシャ猫を乗せた双子の弟が見える。だが、猫のペルにも弟にも完璧なアリバイがある。結末が意外すぎるが、嫌いではない。
猫と雨と助教授と→・・・
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
有栖川有栖
- 感想投稿日 : 2022年10月3日
- 読了日 : 2022年10月3日
- 本棚登録日 : 2022年10月1日
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