スマホを落としただけなのに (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

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  • 宝島社 (2017年4月6日発売)
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主人公麻美の彼氏の富田がスマホを落とす。
拾った男がパスコードロックを解除し、スマホのあらゆるデータは男のものに…。

スマホを返却すると待ち合わせたカフェの店員に男はスマホを託し、無事スマホが返ってきたと思いきや、麻美や富田に不可解な出来事が次々と起こるお話し。

パスコードロックしておけばまず大丈夫と思っているが、麻美がなくした富田のスマホに電話すると、着信画面に麻美の名前と顔写真が出て、男は名前と写真を頼りに麻美のFacebookを検索するが何人か同姓同名がいる。
一人ずつ当ってみると友達に富田の名前を発見し、これが麻美のFacebookと特定する。

それと同時に神奈川県の山中で次々と白骨死体が発見される。

スマホを落としても平和な日本では拾った人がちゃんと届けて、かなりの確率で戻ってくると言われるが、拾った人が善良な人とは限らない。
そそっかしい私だが、スマホを落としたり置き忘れたことはまだない。
絶対気を付けよう。

Facebookが犯行に悪用されるが、改めてSNSは便利だけど怖くなった。
私はやっていないし、これから先も絶対やらないようにしよう。
でも、LINEだけは職場の連絡の関係でやっている。LINEも怖い。

最後思いもよらぬ人が犯人で、えっ?となる。
麻美の秘密も明らかになるが、富田がスマホ落としたことからとんだ災難に巻き込まれたが、最後やはり頼りになるのも富田だったのが麻美には救い。



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感想投稿日 : 2023年3月27日
読了日 : 2023年3月27日
本棚登録日 : 2021年4月20日

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