向日葵のある台所 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2020年10月23日発売)
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本棚登録 : 198
感想 : 17
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毒親と自分勝手な姉と、この人のでもでもだってなヒロインのパターンの組み合わせは、もう最悪にイライラする予感がしたけれど、拍子抜けする程あっさり話が進んだ

恐らく最大の問題は、母親と姉が自分達が間違っている事を自覚してないので、それを理解させた上で、過去のトラウマを克服する事だろうなぁと思いきや、母親は既にそこを自覚済

他にも麻有子は職場では同僚達の心ない発言には上司が対応、葵は金持ち喧嘩せずみたいなスタンスで、従弟やクラスメイトの悪口も華麗にスルー

主人公が相手をやり込めて、改心させて的な、お約束な展開にならないので、最初に心配していた程イライラもしない代わりに、すかっともせず、肩透かしの印象は否めない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年8月2日
読了日 : 2021年8月1日
本棚登録日 : 2021年8月2日

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