大人なら知っておくべきお作法の教科書 (趣味の教科書)

制作 : マナー向上委員会 
  • エイ出版社 (2013年2月26日発売)
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感想 : 3

フォークナイフ→刃を内側
左手は食器に添える→武器を隠していないことが起源

ハレの場だけでなく日常から意識する→日頃の習慣や癖は100%隠せるわけではない。

精進料理を起源とする懐石料理
①先付け 箸染(はしぞめ) 薄味のものから順に食べる。
②煮物椀 土瓶蒸し…まずは出汁から食べる。蓋は逆さに置く。土瓶から中身を直接食べてok
③お造り 淡白なものから食べる。(鯛→鰤→鮪)ワサビを醤油に溶かさない。
④焼物
⑤温物(あつもの) 揚げ物、蒸し物、炊き合わせ
⑥強肴(しいざかな)・進肴・追肴 一汁三菜とは別に出される肴の意味
⑦酢物 食事を食べる前の口直し→消化を助ける。
⑧食事 留め椀→料理の最後という合図
⑨水物・甘味・抹茶

陶器→粘土を原料、叩くと鈍い音 伊賀焼 織部焼(美濃焼の一種、緑色の青織部が有名)
磁器→ガラス質を含む土を原料、表面が硬く滑らか

寿司屋 3日前までに予約 香水に注意 腕時計→カウンターを傷つけないように注意
ゲタ、皿は手前におろさない。
シャリと平行に持つ→崩れない。
軍艦はガリで醤油
ポン酢、塩→付け過ぎない。3分の1

日本酒 常温(酒本来の味、温度管理が行き届いた店のみ)
燗(香りが広がり冷めると酸味、生・無濾過はバランスが崩れやすいので適しない)
冷(味が引き締まりすっきりした後味)

大吟醸→精米歩合が50%以下・アルコール添加率が0%だと純米大吟醸
本醸造→醸造アルコール量が10%以下・精米歩合が70%以下→端正な口あたり
純米酒→米と米麹のみが原料
原酒→通常加える水をくわえていないもの
生酛(きもと)仕込→天然の乳酸菌を取り込み雑菌を駆使して純米酵母を育てる手法→きめ細かくまったりした風味
山廃仕込→生酛の工程から米をすりつぶす工程をしない手法→味、香りが濃厚、熱燗に向くタイプ
三段仕込→お米を分けて仕込む→甘み、旨味
無濾過→雑味、バランス調整をしない。
活性清酒→瓶内に発酵ガス→発砲日本酒

フレンチ①②オードブル アミューズ 前菜とパン
③スープ
④魚料理
⑤サラダ→メインの前の口直し
⑥肉料理
⑦チーズ→メインで飲みきれなかったワインを堪能
⑧デザート
⑨小菓子、コーヒー

赤ワイン→果皮、種子を破砕して漬け込む→果皮のタンニン→独特の苦みや渋み
白ワイン→ブドウ果汁のみ 低温で発酵させる。

赤ブドウの品種
①ピノ・ノワール→渋みの少ないワイン
②カベルネ・ソービニヨン
③メルロー→タンニンがやわらかく滑らかな飲み心地
④シラー
⑤サン・ジョベーゼ→イタリアの代表品種
⑥グルナッシュ

白ブドウの品種
①シャルドネ
②ソーヴィニヨン・ブラン→独特のアロマ
③リースリング→ドイツの代表種
④セミヨン→フランス南西部で甘口ワインを生みだすのに欠かせない。
⑤シュナン・ブラン
⑥ミュスカ→甘口ワイン

ワインのラベルの見方
ヴィンテージ→ブドウの収穫年 ブドウの品種を大きく記載しているものも多

フランス
シャンパーニュ→スパークリングワイン
ロワール→白ワイン ソーヴィニヨン・ブランは柑橘系辛口
ブルゴーニュ→赤ワイン ピノ・ロワール
ボルドー→赤ワイン カベルネ・ソービニヨン、メルロー タンニン(渋み)

イタリア
ピエモンテ州(北部)→赤ワイン バローロ、バルバレスコ
トスカーナ州(中部)→赤ワイン キャンティ
シチリア州
カンパーニャ州(南部)→タウラージ
フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州(北部)

熟成させずに飲めるガメイ種のブドウでつくった早飲みワイン→ヌーヴォー
ブルゴーニュ地方のボジョレ―

ロマネ・コンティ→ヴォーヌ・ロマネ村 何種類もの異なる地層、奇跡的な土壌、1.8ヘクタール
☆ワイン製造会社ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ社(Domaine de la Romanée-Conti)が所有するブドウ畑の名前/最上品質のブドウ種ピノ・ノワールを産出する特級畑(グラン・クリュ)に格付け
それぞれの畑の名前をつけた8種類の特級ワイン/8つのうちモンラッシェが白ワイン

カロン・セギュール メドックのワイン王 ハートを描いたラベル

希少性 スクリーミング・イーグル カリフォルニア

バーでの振る舞い
タンブラー、ロックグラス→なるべく下を持つ。小指からテーブルに触れるように置く。

世界5大ウイスキー
①スコッチ→ピートによる独特の香り付け
②アメリカン バーボン
③アイリッシュ→スコッチより軽くて飲みやすい
④カナディアン→最も軽い ライ麦、トウモロコシベースをブレンド
⑤日本

贈り物 NG 縁起が悪いもの(お茶、櫛、四や九関連するもの、靴下、靴、マット)

結婚式 アフタヌーンドレス→襟付き、長袖、くるぶしまでの丈
イブニングドレス→肌を露出することでフォーマルさが増す
花嫁の色である白一色、喪を連想させる黒一色、殺生を連想させる毛皮を避ける。

招待状 御芳名→御芳 を消して 名 のみにする。
メッセージは区切らないため、句点を使わない。
スピーチ ×再婚を連想させる語句 重ねて…
×別れを連想させる語句 終わる。去る。

拝礼の作法①遺族、僧侶に一礼②本尊に一礼③左側の香炉から右手3指でつかむ④押しいただく→香を目の高さまで上げる⑤合掌⑥本尊に一礼⑦遺族、僧侶へ一礼

神式の拝礼①遺族と祭主神官に一礼 枝元を右手で上から包む、左手を下から支える
②玉串を持ち替える準備
③遺影に一礼後、玉串を胸の高さにし、右手を右胸の前に持って玉串を縦にする。
④左手を枝元、右手を枝先に持ち替える。
⑤さらに右回りに回転させ、枝元を祭壇へ向ける。
⑥玉串を捧げる。
⑦一歩下がり二礼。音を立てずに二拍手(しのび手)し、一礼
⑧一歩下がり、遺族、神官に一礼

キリスト教の拝礼①花を両手で受け取る②胸の高さに掲げ、献花台へ一礼③花の向きを変える④花を置き、一歩下がって一礼

祝儀 何度あってもいいもの→蝶結び 結婚→結び切り、鮑結び
中袋 結婚→表に旧字体で金額、裏の左下に住所、名前
御祝儀2万円のとき→1万円札と5,000円札2枚

表書き 4文字→死文字 ○御結婚御祝 御出産御祝

手紙のマナー ①拝啓(頭後)は下げずに行頭から書き出す。
②時候の挨拶
③お礼やお詫びの挨拶
④主文 さて、 改行して、一字あけて書き出す。
⑤末文 相手の健康や今後を祈り、まとめる。
⑥結語 敬具
⑦日付 発送日
⑧署名 自分の名前
⑨宛名 書き出しが日付より高い位置になるようにする。

訪問先での振る舞い 呼び鈴を押す前にコートを脱ぐ。

和室 襖→取っ手を使い10センチ、もう一方の手で親骨を持って3度に分けて開ける。
座布団は薦められてから座る。 手土産は机、座布団越しに渡さない。
立ちあがるときに座布団を踏まない。

洋室 ソファーは長椅子が客人

美しい日本語の基礎知識
依存心(いそんしん) 一段落(いちだんらく) 乳離れ(ちばなれ) 施策(しさく)
手繰る(たぐる) 早急(さっきゅう) 出生率(しゅっしょうりつ) 他人事(ひとごと) 貼付(ちょうふ) 礼賛(らいさん)

逢引→人目を避けて会うこと 秘かに会う機会→逢瀬(おうせ)
懸想(けそう)→異性に思いを寄せること
秋波(しゅうは)→美しい女性の涼しげな流し目
糟糠の妻(そうこう)→米かすと米ぬかしか食べられない貧しい時代を共にした妻、立身出世しても追い出すわけにはいかないという中国の故事
楚々として→清らかで美しい様

敷居が高い→不義理なことをして入りにくい、合わせる顔がない ×格式の高いレストラン
弥が上にも(いやがうえにも)→なお一層 何が何でも=否が応でも

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感想投稿日 : 2016年8月15日
本棚登録日 : 2016年8月9日

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