銃口 (上)(小学館文庫) (小学館文庫 R み- 1-1)

著者 :
  • 小学館 (1997年12月5日発売)
3.90
  • (59)
  • (57)
  • (71)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 570
感想 : 46
5

戦時の旭川の新米教師の話。昭和25年に三国同盟、政党解体、国家総動員、配給制が始まるのに、日本国内の出来事ではないように受け止めた上、いずれ勝つでしょとの国民一般の意識。新聞や東大も国策に疑義を持つ者を排除し、決まったベクトルに進んでいく。。そんか中、キリスト教の博愛精神を持つ担任に憧れ、教師となった主人公。天皇万歳の校長、教頭の下、今後どうなるのか。当時の状況もわかるし、展開もよく、読み応えしかない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年8月3日
読了日 : 2023年8月3日
本棚登録日 : 2023年8月3日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする