友だち幻想 (ちくまプリマー新書)

著者 :
  • 筑摩書房 (2008年3月6日発売)
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本棚登録 : 4951
感想 : 475
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人との距離感。
大事ですよね。接客業してると特に。当たり前ですが。
この本は中学生?を対象に書かれてるみたいなのでまず読みやすいです。大人が読んでも共感できること多かったです。
同調圧力、フィーリング共有関係。
確かに学生の時は多少僕もそういうの気にしてたと思います。
最近その辺を気にしてなさ過ぎてちょっと問題かなと思ったりもしますが…。
「1年生になったら友達100人できるかな」とかまさにですよね。
まるで友達多くなかったらダメかのような。
友達少なかったら問題あるかのような。
学校に通う前からもうそういう考えを押し付けてる気がします。
実際友達と呼べる人なんて5人いるかいないかぐらいだと自分は思ってます。
自分は友達1人って人もいると思います。
全然良いと思います。
ただそういう「友達」と呼べる人に対してもあくまで他者ということを前提に付き合うことが大切です。
題名が友達幻想なのでちょっとショッキングですが、友達を作ることなんて無意味という内容ではありません。
友達と呼べる人に対しても自分のことを100%受け入れてもらえるという考えをやめよう、他人との距離感をもっと考えようと主張している本です。
学生の方や組織の中で働く方々にオススメかと。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年1月26日
読了日 : 2018年1月26日
本棚登録日 : 2018年1月26日

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