満月のさじかげん

著者 :
  • 講談社 (2010年7月6日発売)
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本棚登録 : 48
感想 : 9
4

鳴はお父さんと二人暮らし。
学校が終わると、お父さんの勤務している病院に行き、
仕事が終わるのを待って一緒に帰る毎日だ。
鳴の目下の悩みは、5年生にもなって抜けた歯がなかなか生えてこないことだ。
一緒に登校する2年生の琴美ちゃんにも心配してもらっている。

登校班の仲間で、転校生のひとみちゃんは人見知りがすごくて、
いままで一度もしゃべったのを見たことが無い。
そのひとみちゃんが、誰かにいじめられているところを目撃した。
誰かを聞きだそうにも、ひとみちゃんは一言もしゃべらないのだ。

人はみんな、余分な何かや足りない何かを持っています。
その痛みを感じて、痛みを自分の味方にすればもっと生きやすくなる、
と著者は書いています。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: YA
感想投稿日 : 2011年6月20日
読了日 : 2011年6月18日
本棚登録日 : 2011年6月18日

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