鳴はお父さんと二人暮らし。
学校が終わると、お父さんの勤務している病院に行き、
仕事が終わるのを待って一緒に帰る毎日だ。
鳴の目下の悩みは、5年生にもなって抜けた歯がなかなか生えてこないことだ。
一緒に登校する2年生の琴美ちゃんにも心配してもらっている。
登校班の仲間で、転校生のひとみちゃんは人見知りがすごくて、
いままで一度もしゃべったのを見たことが無い。
そのひとみちゃんが、誰かにいじめられているところを目撃した。
誰かを聞きだそうにも、ひとみちゃんは一言もしゃべらないのだ。
人はみんな、余分な何かや足りない何かを持っています。
その痛みを感じて、痛みを自分の味方にすればもっと生きやすくなる、
と著者は書いています。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
YA
- 感想投稿日 : 2011年6月20日
- 読了日 : 2011年6月18日
- 本棚登録日 : 2011年6月18日
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