好きなものに対して、その先を求めたことがなかった。なんとなく、好き。それで完結していたことに気づいて震えた。誰かにいいよって言うけど、話が膨らまなかったのはこれだ。自分自身で何がいいかもわかってないから、誰にも言えない。
この本を読むまで、それでいいと思ってたけど、そんな表面上の好きを私は求めてなかったんだ。
家にあるもの、身につけているもの、なんとなくそばにあるものは、何かを理由に選択している。
ほしいものは、なんとなくで探すからもなかなか見つからなかったのかも知れない。
当たり前に過ごしている何もかもに理由があることがわかって、好きなもの嫌いなものの見る目が変わって、自分を知るきっかけになった。
感覚で生きている人は、この本を手にとろうとも思わないかも知れないけど、ぜひ読んでほしい。学校でこう言うこと教えてくれー!
二項対立から始まる論理的思考は、習慣化して身につけていくにしても、入口から自分の浅はかさを叩きつけられて心が痛んで星4つ。
でも、本当に出会えて良かった本でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年2月11日
- 読了日 : 2023年2月27日
- 本棚登録日 : 2021年2月8日
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