アイスクリン強し (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2011年12月15日発売)
3.45
  • (109)
  • (241)
  • (331)
  • (79)
  • (17)
本棚登録 : 2634
感想 : 269
2

維新後の洋菓子店を中心とした、当時の世情に翻弄される人達。お菓子中心の話しかと思いきや、明治の東京の風俗についても細かく表現されロマンを馳せることができました。

当時のスイーツはやはり今のように道具機材、材料も豊富でなく苦労して作り、今ほど美味しくなかったのでは。と勝手に想像しつつも甘味料や添加物もなく素材だけの純粋なものであったろうと(素人意見)

明るい話だけでなく、歴史が物語る通りこれから戦争を予感させる暗い場面もあり避けられないテーマなんだと感じた。




読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年4月29日
読了日 : 2023年4月29日
本棚登録日 : 2023年4月25日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする