すて猫カテキン

著者 :
  • 河出書房新社 (2004年8月3日発売)
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本棚登録 : 51
感想 : 7
5

2001年9月12日、マンハッタンのツインタワーが崩れていく映像が繰り返し流されたその朝、小さな公園の植え込みに半分埋もれて、まだ目も空いていない子猫が2匹鳴いていた。
既に5匹の猫と同居していた著者は、情が移らないように名前を付けずに世話をしながら、飼い主を探した。

しかし、動物病院にかかるためには名前が必要で、カテキン(♂)、リコピン(♀)と名をつけた。
そのうちのカテキンは、ゼイゼイと音のする呼吸をし、薄い鼻水でいつも鼻が濡れていた。
だけど突然死んでしまったのは、リコピンの方だった。

著者はひとり残されたカテキンを気遣い、今まで以上に注意深く世話をしたので、カテキンは元気になった。
そして著者や同居の猫たちに甘えたり、イタズラしたりして成長していくのだけど。

とにかく、子猫の可愛さったら無敵です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年5月5日
読了日 : 2021年5月5日
本棚登録日 : 2021年5月5日

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