苺をつぶしながら (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2010年11月12日発売)
3.87
  • (87)
  • (116)
  • (69)
  • (22)
  • (4)
本棚登録 : 1291
感想 : 105
5

津村記久子さんの後書きも大好き。人生時には辛い事、恥ずかしい事を経験する。乃里子は身の回りの状況を時に冷酷なほど分析し、綺麗事でなく本音を綴りながらも最終的に心の赴くまま楽しんでしまう。「人生は美しい、と、台詞で、言うのはたやすいけれども、それを物語として納得させることは至難である。乃里子三部作は、そのことに達成して余り有る。•••乃里子という女の子が、ただ生きているという様子だけで、それを描き尽くす。瞠目する」
乃里子のように生きていきたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年11月4日
読了日 : 2023年11月3日
本棚登録日 : 2023年11月3日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする