この本は誰にでも当てはめられることだとは思いつつ、できれば部下を持つ人や子どもを持つ人など、誰かを動かしたいと思っている人の方が効果的と感じられた。人を動かす方法のうち、伝え方に特化したものだと思う。
気をつけているつもりでも、ついついやってしまうNGが書かれてあった。人の話は最後まで聞く、笑顔で聞く、これは最近できていない。合いの手のつもりで返事をしてしまい、話を遮ってしまったと後悔する。相手が話したいから、話しているのに、それを断絶してしまうのは良くない。認められたい、という根底の気持ちをもっと尊重しないといけないと再認識した。
あとは笑顔で聞くというのも、なかなか最近できていない。マスクで顔が隠れているからこそ、一層表情を作らないと、ぶっきらぼうに写ってしまって良くない。仕事中はついやってしまうので気をつけよう。
伝え方に特化したものと言ったけれど、話し方のテクニックだけではなくて、会話する時の考え方も書かれていた。相手を尊重して、寄り添ってあげる、味方だと伝える、その辺りは自分がされても嬉しいこと。だからこそ意識して実行すれば効果が出てくる。カウンセラーになったつもりで、話を聞いてあげることが大事なのだと思う。
普段人を動かす立場にないから、あまり活用する時がないけれど、普段の会話やコミュニケーションの中でもできることは実践していきたい。人の名前を呼んで話す、笑顔で、最後まで聞く、ありがとう・好きと言う。ささやかなことでも習慣にしてしまえば積み重なって良い方向に向かうはずだ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年1月24日
- 読了日 : 2021年1月24日
- 本棚登録日 : 2021年1月24日
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