阿部看護婦長、またの名を“血まみれのマリア”は心に決めた。温泉に行こう。雪に埋もれた山奥の一軒宿がいい…。大都会の野戦病院=救命救急センターをあとに、彼女がめざしたのはーなんと我らが「プリズンホテル」。真冬の温泉宿につどうのは、いずれも事情ありのお客人。天才登山家、患者を安楽死させた医師、リストラ寸前の編集者。命への慈しみに満ちた、癒しの宿に今夜も雪が降りつもる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エンターテインメント小説
- 感想投稿日 : 2018年6月7日
- 読了日 : 2017年8月15日
- 本棚登録日 : 2017年8月15日
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