働く悩みは「経済学」で答えが見つかる 自分をすり減らさないための資本主義の授業 (SB新書)

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  • SBクリエイティブ (2022年8月6日発売)
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感想 : 10
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書店にて目に留まったので購入


資本主義なのになんで疲れるのか?ということを題材にしていて、今日の資本主義経済がどのような時代と共に成り立っていったのかを各時代=各章を提言した経済学者(哲学者)と共に紐解きながらコンパクトに対談形式で解説していく内容

現代の働く人の疑問と共に各章ごとのテーマにそった内容に合った経済学者(哲学者)が対談していく形は経済学に興味がない人にもわかりやすく
また、章の終わりごとに登場した経済学者(哲学者)の紹介が書かれていて経済学に興味を持った人にも手に取りやすい内容になっていると感じた

3章では現代のデジタル資本主義への問題提起と共に4章では経済が他人指向型社会であり、感情労働による疲弊に行き着く。


働くことによる心のすり減る理由が明確になる本ではあるが、答えはあくまで経済学の本なので答えは出ない。
結局のところ経済という人の集合体は心で動くものであり、行動経済学や心理学に行き着くなと感じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年8月26日
読了日 : 2022年8月25日
本棚登録日 : 2022年8月25日

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