冬姫

著者 :
  • 集英社 (2011年12月5日発売)
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本棚登録 : 275
感想 : 49
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戦国時代に生きた人の心の内を歴史の流れは変えずに繋げていることに感心してしまう。例えば、加賀の陣から離脱した秀吉は二重人格者あるという設定であったり、お市の方は中毒者であったりと事実とはおそらく異なる設定なのだが、手を叩きたくなった。
人としての理性を持つ人が生きるのは難しかったのかもしれないと思ってしまう時代の中で、信長の娘としての誇りを持って生きていくヒロインのいくさに挑む心が美しい。
歴史小説は登場人物、歴史の動きを知ることができるので、読み終えた時にちょっと勉強した気になってしまう 笑

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年3月8日
読了日 : 2020年3月7日
本棚登録日 : 2020年3月4日

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