古事記ってちゃんと読んだことはなくて、でも今さらちゃんと読む気もあんまりしなくて、解説本も本屋でたまに平積みされてたりするけどいまいち面白そうなのがなくて、、という状況でまぁこの本なら読んでみてもいいかなと初めて興味をそそられた本。
阿刀田高の本は初めて読んだんだけど、
語り口が軽やかでなかなか楽しかった。
さすが楽しい古事記。
解釈とか歌の訳とかけっこう思い切ってるんだろうとは思うけど、
登場人物の感情を強調してくれてるのでとても読みやすです。
古事記自体はちゃんと読んだことなくてもやっぱり知ってる話は多いもんでした。神話の時代なんかは特に。時系列は知らなくても話しとしてはほとんんど知ってた。
そして読みながら思い出したのは手塚治虫。あぁ、あれ古事記から取ってたんだ。みたいなのがいっぱいあった。
政治的な意味はありつつも伝説、伝承的な意味合いも強い。
いろいろ想像する余地があるとやはり楽しいものです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
【本】評論・エッセイ
- 感想投稿日 : 2014年5月11日
- 読了日 : 2014年5月11日
- 本棚登録日 : 2014年5月11日
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