悪意の心理学 - 悪口、嘘、ヘイト・スピーチ (中公新書 2386)

著者 :
  • 中央公論新社 (2016年7月20日発売)
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本棚登録 : 324
感想 : 26
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●読んだ理由
この本の内容とは少しずれるかもしれないが、職場内での人の悪口(面と向かってでない)、会社のコンプラ研修のトピックスとなってた部落、最近の日本・韓国関係のお互いの罵り合いから、コミュニケーションにおける悪意に興味をもったことから。
●感想
8つある章のうち7章は、コミュニケーションの説明でうっかり発言、クレーマーとセクハラ、嘘、ヘイトスピーチなどなど...でかなり細かく丁寧に説明されてる、最終章が対処法。
この説明部分がとても興味深かった。普段何気なく行っているコミュニケーションについて、話し手の意図と聞き手の受け取り方、ミスを起こしてしまう要因がわかる。記載されている内容を知っておくと、悪意に接してしまったときに、それにもろに反応してしまうのではなくて、相手がどんな心理状態なのかを考慮したり、言葉の裏側を読んだりして、適切に対処できるようになるのでは、自分の発言・対応がどう相手にとらているかを思い図り配慮した行動ができるのではと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年9月15日
読了日 : 2019年9月15日
本棚登録日 : 2019年9月15日

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