凪良さんの言葉は本当に丁寧で美しい。
私も大切な人を何人か見送った経験があるので、幽霊でもいいから会いたいと思っていたけれど、それはそれで悲しくて辛いのかもしれない。
いつ消えてしまうかもわからないし、毎日毎日夢なんじゃないかと考えるだろうし、存在が消えてしまった暁にはもう二度と立ち直れないかも。
救いのあるような無いような…そんな物語なのだけれど、そもそも大切な人を失った人の「救い」って一体何なのだろうと考えてしまう、そんな一冊。
各編ときどきゾッとするような展開もあるのでハートフルとは言い難いけれど、ある意味リアルな人間が描かれていると思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年11月29日
- 読了日 : 2022年11月29日
- 本棚登録日 : 2022年9月30日
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