神さまのビオトープ (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社 (2017年4月20日発売)
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本棚登録 : 8092
感想 : 590
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凪良さんの言葉は本当に丁寧で美しい。

私も大切な人を何人か見送った経験があるので、幽霊でもいいから会いたいと思っていたけれど、それはそれで悲しくて辛いのかもしれない。

いつ消えてしまうかもわからないし、毎日毎日夢なんじゃないかと考えるだろうし、存在が消えてしまった暁にはもう二度と立ち直れないかも。

救いのあるような無いような…そんな物語なのだけれど、そもそも大切な人を失った人の「救い」って一体何なのだろうと考えてしまう、そんな一冊。

各編ときどきゾッとするような展開もあるのでハートフルとは言い難いけれど、ある意味リアルな人間が描かれていると思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年11月29日
読了日 : 2022年11月29日
本棚登録日 : 2022年9月30日

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