「椎名誠」のエッセイ『気分はだぼだぼソース』を読みました。
「椎名誠」作品は、7月に読んだ旅行記『熱風大陸―ダーウィンの海をめざして』以来ですね。
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世の中、不思議なことは沢山あるもんである。
なぜ電卓付きの腕時計というものが存在するのか。
ラブホテルはどうしてあんなカタチをしているのか。
公衆便所の鏡はなぜステンレスなのか。
日本の結婚式がかくも異様なのはなぜなのか。
誰もが一度は感じる素朴なギモン。
しかし「椎名誠」の観察眼はそれを怒りに変えるのであった。
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「椎名誠」の初期のスーパーエッセイ。
30年くらい前の作品なので背景が古いのですが、、、
当時、10代だった私にとっては、とても懐かしく読めましたね。
「椎名誠」が、当時の世相を大胆に、そしてユーモラスに斬りまくってます。
でも、その主張が妙なくらい「うんうん、そーだよなぁ…」と共感できちゃうんですよね。
特に「ウォークマン」と「日本の異様な結婚式について」については、うんうん度が高かったですねぇ。
初期の「椎名誠」作品は、共感できるという意味で、なかなか良いことを発見できた一冊でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
<読む>エッセイ/コラム/旅行記/私小説
- 感想投稿日 : 2022年4月7日
- 読了日 : 2009年8月31日
- 本棚登録日 : 2022年3月11日
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