ミステリーと言えば本格ものが好きなのだが、この歳になってやっとメグレシリーズの面白さに気づいたように思う。
パリの広場で発見された死体。彼女はサテンのイブニングドレスを着ていた。なぜ彼女は殺されなければならなかったのか。彼女の足跡を辿るメグレ。それは彼女の人生をなぞるような捜査だった。そうして彼女を“知る“ことによって、メグレは真相に到達する。
自分に対して陰謀が行われていると考えている、現場地区担当の《不愛想な刑事》ロニョンが、いい味を出している。
映画化がきっかけとは言え、入手が難しくなっているメグレものを新訳で出してくれたことには感謝。ただ、250頁で千円超えとは…
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- 感想投稿日 : 2023年5月1日
- 読了日 : 2023年2月22日
- 本棚登録日 : 2023年2月22日
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