メグレと若い女の死〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫 HM 16-3)

  • 早川書房 (2023年2月21日発売)
3.77
  • (7)
  • (21)
  • (13)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 155
感想 : 15
4

 ミステリーと言えば本格ものが好きなのだが、この歳になってやっとメグレシリーズの面白さに気づいたように思う。
 パリの広場で発見された死体。彼女はサテンのイブニングドレスを着ていた。なぜ彼女は殺されなければならなかったのか。彼女の足跡を辿るメグレ。それは彼女の人生をなぞるような捜査だった。そうして彼女を“知る“ことによって、メグレは真相に到達する。

 自分に対して陰謀が行われていると考えている、現場地区担当の《不愛想な刑事》ロニョンが、いい味を出している。


 映画化がきっかけとは言え、入手が難しくなっているメグレものを新訳で出してくれたことには感謝。ただ、250頁で千円超えとは…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年5月1日
読了日 : 2023年2月22日
本棚登録日 : 2023年2月22日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする